家族葬と言われたらどうすべき?参列するかどうかの基準とマナー
2024.04.22 16:49
家族葬に参列するかどうかの基準とマナーについて
最近、家族葬をするご家庭が増えています。
もっとも、故人と親しい関係にある場合やご遺族と交流が深い場合など、参列したいと思う方やお香典を送らねばと思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、家族葬と言われたらどうすべきなのか、参列するかどうかの基準とマナーについてご紹介します。
参列するかどうかの基準とは
家族葬と言われた場合に参列するかどうかの基準は、ご遺族のほうから声がかかるかです。
家族葬といってもご家族に限定せず、親族も参列するケース、身内だけでなく極親しい知人などを呼ぶケースもあります。
どこまでの方を参列させるかは、あくまでもご遺族の判断になります。
そのため、基本的には家族葬と言われたら参列しません。
ご遺族のほうから、「最後のお別れをしてください。」、「故人が最後にあなたに来てほしいと言っていました。」などの連絡が入れば、参列をします。
どうしても最後のお別れがしたい時
故人と生前に仲良くされていた場合や長年の交流があったなどで、最後のお別れをしたい方もいるのではないでしょうか。
家族葬と言われて参列ができない場合、火葬されてしまうと、お顔も見られなくなります。
どうしても最後にお顔を見て、最後のお別れをしたい場合には、ご遺族に連絡を取ってみましょう。
故人とは離れて暮らしていたご遺族など、生前の暮らしや交友関係などがわからず、一律知人の参列は遠慮すると考えている方も少なくありません。
家族葬だから一律拒否なのではなく、どうしてもお別れしたいなどの事情があれば、気持ちを汲んでもらえる場合もあります。
その場合に、供物や香典は辞退したい旨の案内があれば、それに従いましょう。
家族以外の参列を予定していなかった場合に香典を持参されると、その方のためだけに香典返しの手配をしなくてはならなくなり、かえって負担をかけてしまいます。
特にお断りがなければ、家族葬に参列する際に香典を持参しても問題はありません。
供花や弔電
供物や香典を辞退する旨がなく、家族葬を執り行う場所や日程の案内がなされている場合には、会場に宛てて供花や弔電を送ることもマナー違反にはなりません。
ただし、会場に事前に連絡を取り、葬儀業者の担当者に確認を取りましょう。
場所の案内はしていても、弔電も供花も受け付けていないケースもあります。
また、供花は業者指定のものしか受け付けないケースもあるので、送りたい時はそれに従いましょう。
家族葬後のマナー
家族葬と言われた場合、呼ばれない限りは参列はできません。
また、供物や香典を辞退したい旨が案内されていた場合には、家族葬の際もその後も送るのは控えるのがマナーです。
どうしても弔いの気持ちを伝えたい場合には、ご遺族にお手紙や電話で気持ちを伝えるか、ご遺族が落ち着いた時期やお盆などに弔問してお線香をあげさせてもらいましょう。
供物や香典の辞退をされていない場合には、四十九日前やお盆などのタイミングで弔問してお香典などを手渡しされるか、現金書留で送るか、供物などを送付します。
最近はご遺族が共働きで家にいないケースも多く、故人とは別の場所に住んでいる場合もあるので、良かれと思って弔問することや贈り物をしても迷惑になることもあるので、ご遺族の立場や状況なども確認しましょう。
まとめ
家族葬と言われたら、参列は控えるのが基本です。
親しい友人などに参列してほしい際には、遺族のほうから声がかかります。
ただし、ご遺族が故人との関係を熟知していない場合もあるので、どうしても最後のお別れをしたい時には連絡を取ってみましょう。
供物や香典、弔電や供花の辞退がある場合には、それに従うのがマナーです。
後日、お悔やみを伝えたい時も、ご遺族の状況などに配慮しましょう。