家に神棚がある場合|コラム(葬儀・葬式のお役立ち情報)|姫路市・太子町で葬式、葬儀、家族葬なら名古山葬儀式場、筑紫の丘斎場の受付窓口であるプライベートセレモニー
公開日:2023.06.12 / 更新日:2025.06.24
家に神棚がある場合
そもそも神棚(かみだな)は、日本の神道において神様を祀るための小さな祭壇のことです。家庭や会社、店舗などに設置され、日々の感謝や願い事を伝えるための神聖な場所とされています。
神道では「死」は穢れとされています。「死」という穢れで神様が力を失わないようにするため神棚封じが行われます。
ただし、「穢れ」とは不浄ということではなく、「気枯れ」とも書き、「気が枯れている」状態をいい、大切な方が亡くなったことへの深い悲しみで気力が失われている状態を表します。
神棚には、主に伊勢神宮の「神宮大麻(じんぐうたいま)」や地域の氏神様の「お札(ふだ)」を祀ります。これにより、神様のご加護を受けるとされています。
神棚を通じて、家庭の安全、健康、商売繁盛などを神様に祈願する習慣があります。
「今日も無事に過ごせました」という感謝の気持ちを伝える場として、毎朝お参りする人も多いです。
神棚に手を合わせることで、気持ちを引き締めたり、日々の生活を見直したりする機会になります。
神棚の神様を「死の穢れ」から守るために、神棚を白い紙で覆い、封印する儀式です。
行動としては、故人様が住んでいた家にある全ての神棚に半紙又は白い紙で目隠しをします。
(同居していない喪主や遺族の家は神棚封じはしなくてもいい)
ご家族が亡くなられた時点からなるべく早く行います。
故人が自宅に戻った後や、葬儀後に行う時期が一般的です。
できれば遺族ではなく、死の穢れが及んでいない第三者にお願いします。
近年ではご遺族が行うこともありますが、厳格に行いたい場合は葬儀社に相談して依頼するという手もあります。
1. 神棚の神様に挨拶し、誰が亡くなったかを伝える。
2. お供え物等を下げ、神棚の扉を閉める。
3. 神棚の手前に目隠しをするように半紙又は白い紙をセロハンテープで貼る。(しめ縄がある場合はしめ縄の上から半紙を貼る。)
4. 故人が住んでいた家の中にある全ての神棚に行う。 (同居していない喪主や遺族の家は神棚封じはしなくてもいい)
家族が亡くなられてから50日目まで。(神道では50日祭を行い、忌明けとするため)
半紙を取って掃除をし、日常のお参りをする。
家族が亡くなられてから50日(または四十九日)が過ぎて忌明けとなったら、神棚封じを解きます。
1.紙を剥がす: 貼っていた半紙(白い紙)をすべて剥がします。
2.清掃: 神棚をきれいに掃除します。
3.お供えの再開: 榊やお米、お酒などのお供え物を再度供えたら、普段通りにお参りを再開します。
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