家族葬とはどういう葬儀?|コラム(葬儀・葬式のお役立ち情報)|姫路市・太子町で葬式、葬儀、家族葬なら名古山葬儀式場、筑紫の丘斎場の受付窓口であるプライベートセレモニー
公開日:2023.08.28 / 更新日:2025.08.05
家族葬とはどういう葬儀?
この記事では、「家族葬」とはどのようなお葬式なのか、一般葬との違いや流れ、参列者の範囲や選ばれる理由まで分かりやすく解説します。家族葬を検討している方が安心して準備できるよう、実際の流れや注意点も具体的に紹介します。
家族葬とは、主にご家族やごく親しいご親族・友人だけで執り行う小規模なお葬式を指します。従来の一般葬と異なり、参列者の範囲に明確な決まりはなく、家族のほか、故人と特に深い縁のあったご友人やごく親しい知人が含まれることもあります。また、地域や宗教の習慣に左右されずに「その方らしさ」や遺族の希望を反映した方法で送ることができる点が最大の特徴です。一般的な家族葬では、10人から30人ほどの人数で執り行われることが多く、会場の規模や費用も抑えやすいというメリットがあります。
家族葬には法律的・公的な定義が存在しません。そのため、施主の考え方や地域の慣習に応じて柔軟に葬儀内容を決められる点が魅力です。「プライベートな空間でゆっくりと故人を見送りたい」といった遺族のニーズに応える葬儀形式として、近年ますます選ばれる傾向にあります。
項目 | 家族葬 | 一般葬 |
---|---|---|
参列者の範囲 | 家族・親族・近しい友人のみ | 地域、ご友人、会社関係も含む多数 |
会葬規模 | 小規模(10~30名程度が主流) | 中~大規模(数十人~数百人) |
費用 | 比較的抑えられる | 大掛かりになるため高額になりがち |
内容の自由度 | 高い(自由なプランニングが可能) | 一般的な流れに基づく場合が多い |
香典や返礼品の扱い | 香典辞退や簡素な返礼品の場合も | 規模に応じた対応が求められる |
従来の日本の葬儀「一般葬」は、ご家族や親族以外にもご友人・近隣住民・会社関係の方々など、故人と関係のあった多くの方が参列する大規模な形式が主流でした。一方、家族葬はその名の通り、遺族を中心とした親しい人々だけで営まれ、大勢を招かないため、気兼ねなく静かにお別れの時間を過ごせるという特徴があります。
また、香典や会葬御礼の準備、会場設営などの負担が軽減され、遺族の身体的・精神的な負担も小さくなる傾向です。コロナ禍により会葬者を限定する動きが強まったことも、近年家族葬が急速に普及した背景の一つと言えます。
なお、どの範囲まで参列をお願いするか、明確なルールはありません。家族葬はどこまでが家族なの?家族葬の流れや費用についても紹介も参考にしてください。
家族葬は、身近なご家族やご親族、故人とごく親しかった友人のみで静かに故人を見送りたい場合に特に選ばれる葬儀形式です。現代では高齢化や核家族化の進行により、会葬者が少人数となるケースや、故人が生前に「できれば家族だけで送ってほしい」と希望されたケースも増えています。また、お付き合いの範囲が限定的だった場合や、葬儀の規模や費用を抑えたい場合にも家族葬は適しています。
おすすめのケース | 具体的な理由 |
---|---|
参列者が少ないと予想される場合 | 高齢やご親族が限られている、交友関係が狭い |
故人の遺志を尊重したい場合 | 「家族だけで見送ってほしい」という意向がある |
静かにゆっくりとお別れしたい場合 | 慌ただしい一般葬ではなく、落ち着いた空間でお別れしたい |
費用や準備の負担を軽減したい場合 | 式の規模や内容によってコストを抑えやすい |
宗教儀礼や慣習にとらわれず、自由な形式を希望する場合 | 祭壇の様式や読経の有無なども相談しやすい |
さらにご家族同士がゆっくりと過ごせる時間を確保しやすいことや、参列の連絡調整が少なくて済むことも、家族葬が選ばれている理由としてあげられます。
家族葬は、ご家族の希望通りに行えるメリットがある一方、後日、葬儀に参列できなかった方からお悔やみを申し上げたいという連絡や、ご自宅への弔問があった場合の対応に配慮が必要です。特に、会社関係やご友人、ご近所などへ十分な周知ができていないと、「なぜ呼んでくれなかったのか」とトラブルの要因になることもあります。
注意点 | ポイント |
---|---|
参列範囲の周知 | 訃報時点で「家族葬で執り行う」旨を明確に伝える |
弔問の受け入れ | 葬儀後に弔問希望が来る場合の対応方針を家族内で決めておく |
香典対応 | 辞退方針を伝える場合は、文言や対応を統一する |
宗教・菩提寺との調整 | 菩提寺に事前に相談し、トラブルを避ける |
また、従来通りに多くの方が参列されることを望まれる場合や、地域社会との関わりが深い場合は、家族葬が適さないケースもあるため、ご親族や関係者とも事前に十分に話し合って決定することが大切です。
家族葬を選んで後悔しないためにも、ご家族と相談し、各ご家庭の価値観や故人の遺志、地域性もふまえて慎重に判断しましょう。
家族葬は、故人とご遺族の考えに合わせて参列者の範囲を柔軟に決めることができる葬儀形式です。一般葬のように地域や職場関係、知人友人など幅広い方を呼ぶ必要はありません。一般的には親・配偶者・子・兄弟姉妹などの近親者が中心ですが、「家族葬」に明確な法的な参列者基準はありません。そのため、生前ご縁が深かったご友人や、特に連絡を取りたい関係者だけをお呼びすることもよくあります。
参列者区分 | 具体例 | 家族葬で呼ぶケース |
---|---|---|
直系の家族 | 配偶者・子ども・親 | ほとんどの家族葬で参列 |
近しい親族 | 兄弟姉妹・孫・祖父母 | 希望により参列 |
親しい友人 | 長年の友人・元同僚など | ご遺族・故人の希望に合わせて招く |
隣近所・職場関係 | ご近所・会社の同僚や上司 | 原則、招かない場合が多い |
多くの葬儀社では家族葬の参列者数の目安として「10~30名程度」と案内する場合が多いですが、最終的にはご遺族の意向を最優先にして決めることができます。親しい友人など、人数については柔軟に考えましょう。
参列者を選ぶ際には、ご遺族・故人が「どんな葬儀をしたいか」を明確にしておきましょう。全ての親族や知人に声をかけない場合、あとで伝わって気まずくなるケースを防ぐための配慮も大切です。
たとえば、家族葬で行う旨を訃報や連絡時にしっかり伝えることがトラブル防止につながります。また、ご高齢や遠方で参加しにくい方には、後日改めてご案内する配慮も考えられます。
ご案内文例としては、「故人の遺志と家族の意向により、家族葬にて執り行います」や「親しい身内のみでお別れの場とさせていただきます」といった表現がよく用いられます。
地域性によって慣習やしきたりが強く残る場合もあるため、必要に応じて親族や近隣の方、菩提寺に事前に相談することもおすすめです。円滑なコミュニケーションが、故人とご遺族の意志に沿ったお別れの時間につながります。
家族葬は、従来の一般葬儀と比較して、規模が小さく親族や親しい友人などごく限られた範囲で執り行われる傾向がありますが、基本的な進行手順や必要な準備は一般的な葬儀と大きくは変わりません。ここでは、多くの家族葬に共通する流れと、それぞれの段階でのポイントをご説明します。
家族葬を行う際には、まず大まかな全体の流れを把握することが大切です。以下の
にて一連の流れを整理してご紹介します。
段階 | 主な内容 | ポイント |
---|---|---|
ご逝去・お迎え | 病院施設等からご自宅や安置場所へご遺体を搬送 | 24時間体制で葬儀社へ連絡、迅速な対応が重要 |
ご安置 | 自宅や式場など決定した場所で安置 | お花や枕飾りの準備、ご安置後すぐにお参りが可能 |
お打ち合わせ・死亡届 | 葬儀内容やプランの説明・調整、式場決定、役所提出の手続き | 参列者の範囲、宗教者の有無、スケジュールなど細部まで検討 |
ご納棺 | ご遺体を棺に納める儀式。旅支度や着替え・メイク等を行う | ご家族での立会い・お別れの場として大切な時間 |
お通夜 | 一晩、ご遺体と共に過ごし最後の夜を偲ぶ儀式 | 故人との最後の夜を親しい人々で静かに過ごす 食事や会話で思い出を語り合うことも |
葬儀・告別式 | 僧侶や司会者による葬儀を執り行い、故人との別れを告げる | 宗教色の濃淡は自由、参列者全体で気持ちを込めて見送る |
出棺・火葬 | ご遺族によりお別れ後、火葬場へ向けて出棺し荼毘に付す | 火葬許可証や持参品のチェック、火葬場でのお別れの時間も大切 |
収骨・ご帰骨 | 火葬後に遺骨を拾い骨壷に納める。自宅や墓地などへ帰骨 | 遺骨の一部を分骨する際は事前にご相談を |
還骨・初七日法要 | 寺院や自宅にて法要を行い供養する | 最近では初七日法要を葬儀当日に併せて行うことが増加 |
以上が家族葬の基本的な流れです。それぞれの工程での所要時間や進行方法は、地域や葬儀社によって多少異なる場合がありますので事前の確認をおすすめします。
実際にプライベートセレモニー姫路で執り行う家族葬の事例をもとに、より具体的な段取りをご説明します。
家族葬は、ご家族のご希望や故人の生前の意志を最大限反映しやすい柔軟なお葬式です。流れの中で不安や疑問があれば、遠慮なく葬儀社スタッフにご相談ください。
家族葬は、身内やごく親しい人々のみで静かに故人を見送る葬儀形式です。参列者の範囲が限定されているため、故人や遺族の意向を大切にできる点が特徴です。事前準備を丁寧に行い、流れを把握することで、心のこもった葬儀を執り行うことができます。選択時は、参列者への配慮や葬儀社選びも重要なポイントとなります。
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